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見学コース : 古代エジプトの神、オシリス

《コンスムスの死者の書》(部分拡大)
© Musée du Louvre/C. Décamps
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作者
ジェヌヴィエヴ=ピエラ-ボンフォア
古代エジプト美術部門
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見学日 月曜日 , 水曜日 , 木曜日 , 金曜日 , 土曜日 , 日曜日
所要時間 1時間30分
学校団体向け   団体向け

オシリスを語るには、何よりもまず古代エジプト人の死生観や宗教観などを見ていく必要があります。オシリスに関する作品は、非常に数多くあります。現存する古代エジプトの作品の大半は、墓から出土していますが、冥界の神であるオシリスは、棺や副葬品などに常に名を刻まれ、その姿が描かれました。

エジプト最古の碑文であるウナス王のピラミッド・テキストにより、オシリス神は、「太陽の都市」ヘリオポリスの神殿の神学者が入念に作り上げた神話の中心となりました。紀元前2350年頃のことです。ヘリオポリスの太陽神ラーは、双子のシューとテフヌートを授かりました。続いて、大気の神シューと湿気と熱の女神テフヌートとの間にできた双子、大地の神ゲブと天空の女神ヌトは絡み合って産まれてきました。こうして天地が創造されました。

その後ゲブとヌトからは、4人の子どもオシリス、イシス、セト、ネフティスが産まれました。オシリスは、イシスを妻とし、現世の王位につきます。オシリスの弟セトは、攪乱者の役を演じます。王位を奪うためオシリスを殺害するのです。しかし、オシリスの遺児ホルスが、セトに勝利し、均衡は修復されました。その後は、亡き父オシリスが冥界を支配し、息子のホルスが現世を支配しました。神話の世界では、こうしてエジプトの王権が誕生しました。

美術館の中で、エジプトの神々に触れるということは、歴史家と同じ状況の中に身を置くことです。これからこの見学コースで、豊富な資料の数々とともに、古代エジプト人の思想や世界観などを見ていきましょう。

ルーヴル美術館が所蔵する作品の中でも、数百点はオシリス神話と関係しています。この見学で得た知識が武器となり、今後は、いろいろな作品をさらに深く理解出来るようになることでしょう。それでは、見学を始めましょう!


ルート
シュリー翼から入り、つきあたりを左手に進むと、中世のルーヴルの展示室に出ます。城壁沿いに進むと、スフィンクスの地下礼拝堂があります。スフィンクスの左手にある階段を上ってください。エジプト高官、ナクトホルヘブの彫像が皆さんを出迎えてくれます。展示室内へ入り、順路に従って最初の作品《オシリスの彫像を守るナオス》がある展示室12まで進んで下さい。
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