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工芸品 : ルネサンス

二コラ・ディ・ガブリエーレ・スブラーガ、通称二コラ・ダ・ウルビーノ
マントヴァ侯爵夫人、イザベッラ・デステ=ゴンザーガの紋章入り皿
1524年頃
© R.M.N.
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作品データ
二コラ・ディ・ガブリエーレ・スブラーガ、通称二コラ・ダ・ウルビーノ
マントヴァ侯爵夫人、イザベッラ・デステ=ゴンザーガの紋章入り皿
《イサクを見張るアブレメクとリベカ》
1524年頃
イタリア、ウルビーノ
ファイアンス陶器、高温焼成による絵付け装飾
高さ4cm、直径27cm
1922年、サロモン・ド・ロスチルド男爵夫人の遺贈
OA 7578
工芸品
インタラクティブマップ
作者
Brigitte Ducrot
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マントヴァ侯爵夫人、イザベッラ・デステ=ゴンザーガの紋章入り皿

この皿は、二コラ・ダ・ウルビーノのウルビーノの工房で制作された、物語を描いたファイアンス陶器の大食器セットから、現在知られている22点のうちのひとつである。これは、文芸庇護者や美術愛好家として有名な、イザベッラ・デステに、彼女の娘でウルビーノ公爵夫人であったエレオノーラが贈った可能性がある。この皿には、イザベッラ・デステの紋章のほかに、彼女の座右の銘 「NEC SPE/NEC MET V (夢からでもなく、恐れからでもなく)」、が付いている。描かれている場面は、創世記の挿話から取ったもので、ヴァチカン宮殿の開廊にある、ラファエッロの工房のフレスコ画を複写したものである。
作品解説

高貴な送り先


この皿は、今では分散してしまっている、有名な物語を描いたファイアンス陶器の食器セットから、現在知られている22点のうちの1枚である。16世紀には、陶磁器の食器が、より値の張る金銀細工品の食器と人気を競るようになった。紋章と銘によって送り先が誰であったのかが分かる。右の上方に、マントヴァの4代目侯爵、フランチェスコ・ディ・ゴンザーガと、有名な文芸庇護者で美術愛好家のイザベッラ・デステの盾形紋地が吊るされている。地面の上に、公爵夫人の座右の銘、「NEC SPE/NEC MET V (夢もなく、恐れもなく)」が書かれた飾り枠が落ちている。この食器セットは、彼女の夫の死後(1519年)にイザベッラ・デステのために制作されたもので、フランチェスコ=マリア・デッラ・ローヴェレと結婚して、ウルビーノ公爵夫人になっていた彼女の娘、エレオノーラから贈られた可能性がある。

新しい陶磁器、物語を描いた装飾の「ア・イストリアート」


皿の表面全体はまさに、創世記の挿話を描く絵の支持体である。とある宮殿のロッジア(開廊)のそばに、イサクとリベカが抱き合うかたわら、彼らの上方にはペリシテの王アビメレクが、窓に身をもたせて彼らを監視しているところである。この絵は、ヴァチカン宮殿の開廊の、ラファエッロの工房の作品の模写である。その物語性から、イタリアで考案されたこのような物語を描いた装飾、「ア・イストリアート」は、ファイアンス陶器の歴史においてもっとも独創性のある貢献のひとつである。マヨリカ焼はそうして絵画と直接的に縁続きとなった。陶工にとって絵画は、非常になじみやすい題材であった。一般的に、彼らは工房に広まっていた版画によって絵画に親しんでいた。しかしながら、この皿に描かれた場面は、当時版画では知られていなかったという点で特別である。よってここでは、画家と陶磁器職人たちの工房(ボッテガ)の協働が、密に行われていたことの証を見て取ることができる。

有名な工房


ラファエッロの出身地、ウルビーノは16世紀において、物語を描いた装飾の制作の重要な場のひとつであった。この技術は1520年頃にカステルドゥランテの画家が導入したもので、国境を越えて評判の高かった多くの工房のおかげで、ウルビーノはその技術の全盛期の発信地となった。「イストリアート」の最も有名な画家の間でも特に際立っているのは、作品に二コラ・ダ・ウルビーノと署名していた二コラ・ディ・ガブリエーレ・スブラーガであろう。ダ・ウルビーノは彼が1520年と、1537年から1538年まで活動していたウルビーノの町の名からとったものである。この画家の専門家たちは、この作品に見られる均整のとれた構図や、建築的な遠近法の巧みな効果、寒色の色使いの繊細さ、そして質の高さについて力強く語っている。

参考文献
- GIACOMOTTI J., Catalogue des majoliques des musées nationaux, Paris, Editions des musées nationaux, 1974, p.249-250, n 819.

- BEGUIN S. (dir.), Le Studiolo d'Isabelle d'Este, Paris, Editions des musées nationaux, 1975, p.9-10.

- ENNES P., Musée du Louvre. Département des Objets d'art. Céramique du Moyen-Age et de la Renaissance, Paris, Editions des musées nationaux, 1983 (Petit Guide des grands musées 91), p.13.

- Louvre. Guide du visiteur. Les Objets d'art. Moyen-Age et Renaissance, R.M.N., 1994, p.109.

- DURAND J., Le Louvre. Les Objets d'art, Paris, Editions Scala, 1995, p.57.

- Les Collections du Louvre (Anthologie des collections), R.M.N., 1999, p.232.

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