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ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>《ドゥニ・ディドロ》

《ドゥニ・ディドロ》

© 2004 Musée du Louvre / Angèle Dequier

絵画
フランス絵画

執筆:
Vincent Pomarède

ディドロは、真実を犠牲にしてまでモデルを美化しようとした、当時の肖像画家たちの傾向を激しく非難したにもかかわらず、友人であるヴァン・ローが彼の肖像画を描いた際、ディドロを「物欲しげな視線で微笑み、気取って、未だ愛想を振り撒く年増のあだっぽい女のように描き出した。姿勢は国家の秘書官のそれであり、哲学者のものではない」と咎めたのである。

ディドロ

ドゥニ・ディドロ(1713-1784年)は、「啓蒙の世紀」における最も重要なフランスの作家・哲学者の一人である。変幻自在の創造者であるディドロは、演劇、哲学的なものからそうでない小説に至るまで、幅広い分野で才能を発揮した。ディドロはまた、美術批評のはしりでもあった。この観点から、ディドロは『サロン』(1759-1781年)で批評を手がけ、日常を表わした、写実的で道徳的な美術を擁護し、アカデミスムやブーシェといった幾人かの王室付画家に根強い慣習を非難した。最後に、ほぼ20年間に渡って『百科全書』の出版を進めたのも、ディドロその人である。

簡潔さと写実性

ルイ=ミシェル・ヴァン・ローは、書斎の中のくつろいだディドロを、写実的かつ簡潔に描き出している。画家はまずモデルの写生から始め、一般に行われていたように、人体模型を使って絵を仕上げたものと思われる。それ故に、ディドロの衣装は、彼の有名な「古びた部屋着」とは何ら関係がないのだろう。1767年のサロンに出品されたこの絵画は、1911年にディドロの子孫であるヴァンドゥル家よりルーヴル美術館に寄贈された。

作品データ

  • ルイ=ミシェル・ヴァン・ロー(トゥーロン、1707年-パリ、1771年)

    《ドゥニ・ディドロ》

    1767年

  • 縦0.81m、横0.65m

  • 1911年、モデルの子孫であるヴァンドゥル家による寄贈

    R.F. 1958

  • 絵画

    シュリー翼
    3階
    ディドロの画家たち
    展示室928

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