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《中央突起付き丸皿》

© Musée du Louvre / Objets d'Art

工芸品
ルネサンス

執筆:
Sophie Baratte

ピエール・レーモンの署名および1569年の制作年が記された、この単色画で描かれた皿は、リモージュ琺瑯絵付き食器の傑作の一つである。この作品は、18世紀初めにブラウンシュヴァイク公アントーン=ウルリッヒ(1633-1714年)のコレクション中にあることが確認された。皿の肩部分の装飾は明るい単色画であり、想像力溢れる一連の幻想的生物の姿が描かれている。裏面の装飾は、果物、巻き革飾り、人面を組み合わせた花輪飾りであり、これは1560年代のピエール・レーモンの作風の特徴である。

皿の由来

この黒地の単色画が描かれた大皿は、中央に突起があるが、付属していたプレートは消失している。この作品は、ジャン=バティスト・タヴェルニエ(1605-1689年)のコレクションに属していたが、次いで18世紀初めにはブラウンシュヴァイク公コレクションに入り、後にナポレオン軍によってフランスに持ち帰られた。ブラウンシュヴァイクには当時、また今でもピエール・レモンの署名入りの中央突起付き丸皿がもう一つ存在しているが、そこに描かれている聖書中のヨセフの物語は多色塗りであるため、おそらくこの1569年作の皿よりも後期の作であると思われる。

琺瑯絵付き食器

琺瑯絵付き食器は、16世紀中頃にその全盛期を迎える。壊れやすい装飾部品でできたこれらの食器は、上流社会層の人々が食事する部屋に置かれた食器棚を飾り立てるためのものであった。
その例の一つであるこの皿は、ピエール・レモンによる傑作である。調和のとれた図柄や、肩部分を飾っている生き生きとした創意溢れる怪物像、裏面の皮飾りや人面モチーフの見事な組合わせ、そして、その制作自体にまつわる挿話が、この皿をこの琺瑯細工師の最も重要な作品としているのである。ピエール・レモンが描いているのは、砂漠をモーセに導かれてゆくヘブライ人たちのエジプト脱出の物語を描いた、ベルナール・サロモン(1505-1561年)の挿絵に登場する一連の人物たちである。

ピエール・レモン

このリモージュの琺瑯細工師は、1546年から1568年にわたって公職を務めつつ、1537年から1578年の間の作品を署名入りで制作した。その作風は、薄い色合いの単色画から、赤と金のみでハイライトを施した単色画へと変遷していっている。後期の作品は、多色塗りの琺瑯からなっており、異なる作風を示している。というのも、人物像は他の原画に着想を得たものか、あるいは、やや熟練度の低い他の職人によって描かれたようにも見えるからである。

作品データ

  • ピエール・レモン(1513-1584年)

    《中央突起付き丸皿》

    1569年

    リモージュ

  • 銅板の上に描いた琺瑯

    直径46.50 cm、 高さ4.50 cm

  • 元ブラウンシュヴァイク・コレクション、1806年接収

    -モーセとエトロ

    N 1280

  • 工芸品

    リシュリュー翼
    2階
    スキピオのギャラリー
    展示室20

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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