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作品 アッティカ赤像式の皿

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門 : アルカイック時代のギリシア美術(前7-前6世紀)

アッティカ赤像式の皿

© 1994 RMN / Hervé Lewandowski

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術
アルカイック時代のギリシア美術(前7-前6世紀)

執筆:
Alexandra Kardianou-Michel

エピクテトスは前6世紀末から5世紀初頭の、最も重要な杯の装飾画家のうちの一人である。彼は、黒像式と赤像式の二様式にて、杯や、そのうちの10枚の皿にサインがしてある12枚の皿の連作に装飾をした。ルーヴル美術館の皿は、エトルリア人の墓にて発見された。そこには、指導者の前にいる冠を被った若い競技選手が、細い帯と優勝者の証である枝を手に持った姿が描かれている。

エピクテトスのサイン

エピクテトスは、オルトスと共に前6世紀末から5世紀初頭の、最も重要な杯の装飾画家のうちの一人である。プシアクスの弟子である彼は、頻繁に二様式を使用した目付の杯や、そしていくつかの赤像式のメダイヨンをもつそれにサインをした。彼は、飲料用容器と杯に2つの技術を用いて絵を描いた。彼の作品は、その傑作品に当たる12枚の皿と、百点近い杯が数えられる。彼は、日常生活、戦士、騎士、コマステ、競技選手などの主題、そしていくつかの官能的な場面やディオニソスに関連する情景、神話の場面への好みを表明している。彼は頻繁に、青年ヒッパルコスの美しさを称賛している。陶工も兼ねる彼は、ニコステネスとパンパイアイオスまたはイスキロス、ピュトン、ピストクセノスの工房の陶工と仕事をし、赤像式の技術の発展に貢献した。今日、百点以上の彼の作品が知られており、その多数は、「egraphsen」(「描いた」という意味)の代わりに、常にegrasphenという間違ったスペルの動詞を伴った画家のサインを持ち合わせている。

質の高い容器

彼の壺は、その質の高さと、洗練した力強い線、素描の明確さにより区別される。画家は、ある種の冷淡さ、そして活発さを欠いているにもかかわらず、気品を伴った余分な肉体の明細を除き体を描いた。優れた素描家であるエピクテトスは、主題を完全にその対称、特に杯や皿の内側に合わせた。これらのメダイヨンは、杯のそれより大きく、完璧に配置された1人または時には2人の人物により装飾されている。今日知られている12枚の皿の一つである、ルーヴル美術館の皿は、全てエピクテトスのサインがされた、他の5枚の皿と共にヴルチの墓所にあるエトルリア人の墓にて発見された。

優勝した競技選手

運動の情景は、ギリシアの壺装飾には多く、画家は頻繁に優勝の瞬間といった決まった場面を表現している。競技選手は、裸体で描かれている。それは競技を行う選手だけでなく、多くの騎士や全てのアポバテもそうであった。勝者は一人で、彼に冠を被せる、頻繁に肩を露出させたヒマティオンを着た男の前にいる。それは、頻繁に競技選手に怪我をさせずに触れるための、先が分離した柔軟な枝、または葦を常に持った、体育教師か審判にあたる。この人物は、ルーヴル美術館の皿に見られるよう若者であれば、熟年男性の場合もある。勝利の象徴ニケの存在は、頻繁に見受けられる。競技優勝者は、枝、冠、細い帯を手に持ち合わせている。ほとんどの場合、細い帯が彼の頭、両腕、両腿の周りに結ばれている。時に葉や枝は、空間を埋め、それはおそらく勝者の凱旋式の際の特徴である、葉、花、枝の散布であるフィロボリアであることを伝える。フィロボリアの場面は、前540年頃、Eの作家郡とエクセキアスの壺にて、図像レパートリーに出現した。それらは、前4世紀最初の数十年まで続いた。エピクテトスの皿の上には、若い競技者が、受け取ったばかりの枝と勝者を示すような細い帯を両手に持っている。

出典

- DENOYELLE Martine, Chefs-d’œuvre de la céramique grecque, Editions de la Réunion des musées nationaux, 1994, p. 98, n° 44.

- PADEL Sophie, feuillet pédagogique "Le Sport dans la Grèce antique" 3/24.

- BECK F.A.G., Album of Greek Education, 1975.

- GARDINER E. N., Athletics of the Ancient World, 1955.

- KEFALIDOU E., Niketes, 1996 (en grec).

- Le Sport dans la Grèce antique : du jeu à la compétition, catalogue d'exposition, Palais des Beaux Arts, Bruxelles, 1992.

- PATRUCCIO R., Lo sport nellea Grecia antica, 1972.

- YALOURIS N., SZYMICZEK O., Athletics in Ancient Greece. Ancient Olympia and the Olympic Games, 1977.

作品データ

  • エピクテトス(画家によるサイン)

    アッティカ赤像式の皿

    前520‐510年頃

    イタリアのヴルチに由来

    アテナイ

  • 陶土、赤像式

    高さ2cm、直径20.50cm

  • 旧レヴィル・コレクション、旧カニーノ公コレクション、1845年購入

    G 7

  • 古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術

    シュリー翼
    2階
    ギャラリー・カンパーナIV 赤像式ギリシャ陶器 アテネ 紀元前5世紀
    展示室652

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作品の補足情報

エピクテトスの画家のサイン(EPIKTETOSEGRASPHEN)は、人物像の後ろに絵の具で書かれている。