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コンソールテーブル

© 2010 Musée du Louvre / Studio Sébert

工芸品
18世紀:ロココ

執筆:
Barbier Muriel

このコンソールテーブルは、当時にはめずらしい、戦争に関する主題の装飾を示している。ルイ16世様式においてはいくつかその例が知られているが、ルイ15世様式では例外的である。これはロカイユ様式のコンソールテーブルの数少ない例でもある。作者は知られていないが、おそらく王室に作品を納入していた工房に関係のある職人の手によるものだろう。

壮大なコンソールテーブル

この作品は、がっしりとした貫につながれた、弓なりの4本の脚に支えられ、非常に高さがある。上部には、非常に厚みのある、曲線を描くアレッポの更紗大理石のが置かれている。この種の家具は居殿の大回廊に置かれるためのものであった。ブロンズ装飾品や磁器や貴石の飾り壺が上に乗せられていた。この使用法は17世紀全般において用いられ、18世紀初頭まで続いたが、その後コンソールはより幅広く使用されるようになる。

戦争に関する主題の装飾

テーブルの脚の角には非常に細かく彫刻された鉄冠付き兜があり、これを始めとして様々な戦争主題の装飾が示されている。貫とその中央部は、全体が戦争に関する装飾で覆われている:例えばここにも鉄冠付きの兜が一つ、盾、ヘラクレスの棍棒、砲口、甲冑のような戦士の装具を構成する品々である。反して、幕板の表面には左右非対称の、フランス王家の紋章を象ったカルトゥーシュが4枚施されていたが、現在は失われてしまった。よって、このコンソールテーブルは、ルイ16世の弟で、砲兵隊長官であったアルトワ伯のために約40年後に制作されるもののように、調和のとれた装飾の一部をなすように、どこかの、軍の高官の居殿の大回廊に置かれていたと想像できる。事実、アルトワ伯のバガテル館の寝室は、軍隊で使用するテントを模倣してつくられていた。残念ながら、ルーヴルのコンソールテーブルの注文主が誰だったのかは分かっていない。

非常に豊かな彫刻

この戦争に関する装飾は、棕櫚の葉やアカンサスの葉、細かく彫刻された花々の装飾に交えられている。棕櫚の花の使用は、ルイ14世様式から受け継いだものであり、そして、左右非対称、ぎざぎざに切り込まれた2枚の羽根を脇に伴う、すばらしいカルトゥーシュや、彫刻を施された装飾要素の一群は、装飾工ニコラ・ピノーの手法を思い起こさせる。これら細部要素は、才能ある型の創案者や建築彫刻師の介入があったことを証明している。しかしながら、この時代の作品は、職人を正確に割り出すことが難しい。だが、1730年ころに王室建物管理官付組合では、名の知れた3人の彫刻師‐ジュール・デグロン、マテュー・ルグピル、ジャック・ヴェルベルクト‐が働いていた。この壮麗な作品は、おそらく彼らの協働から生まれたものであろう。

出典

Pons B., De Paris à Versailles, 1669-1736. Les sculpteurs ornemanistes parisiens et l'art décoratif des Bâtiments du Roi, Paris, 1986.

Pallot B.G.B., Le mobilier du musée du Louvre, tome 2, Dijon, Editions Faton, 1993, pp. 50-53.

作品データ

  • コンソールテーブル

    1730年頃

    パリ、廃兵院(アンヴァリッド)

    Paris

  • 天然オーク材、アレッポの更紗大理石

    高さ0.99m、幅2.06m、奥行き1.01m

  • 1904年、ルーヴルに寄託

    OA 5976

  • 工芸品

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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