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シリンダー式机

© 2010 RMN / Martine Beck-Coppola

工芸品
18世紀:新古典主義

執筆:
Catherine Voiriot & Cyril Duclos

このシリンダー式机―または書き物机―は1784年12月21日にチュイルリー宮殿の、マリー=アントワネットの新しい居殿の内部私室のために納入された。この作品は君主の奥方にふさわしく非常に貴重なものである。紫檀材、シカモア、ローズウッドでできた化粧板には、多くの金箔を張ったブロンズが加えられており、そのなかには4枚の寓意(音楽(×2)、絵画、彫刻)を表わす浅浮き彫りと、花のかごを表わす錠前入れが2つ数えられる。

リズナーがマリー=アントワネットのために作った家具

1784年にマリー=アントワネットは、チュイルリーに最新流行を取り入れた小さな居殿を改造させた。王室専任の家具職人ジャン=アンリ・リズナーは、それに際して寝室に箪笥を1棹、ナイトテーブル1脚、そして化粧テーブルを1脚(国立ヴェルサイユ宮殿美術館)、そして私室にはシリンダー机、を含む多くの家具を届けた。

寄木細工の作品

当作品は、机の胴体部分に、4枚の金箔を張ったブロンズの浅浮き彫りを施した3つの引き出しと、シリンダーと葉飾りのフリーズに縁取られた、平らな上板をもつ上体部分から構成されている。机に張られた板にはすべて、ひし形の碁盤縞が寄木細工されている。シリンダー部分の中央には寄木細工で花、月桂樹の枝、そしてリボンの葉飾りが武器模様を囲み、詩を象徴する羽根、竪琴、本、インク入れなどが表わされている。1780年代後半には、家具に施される寄木細工は、マホガ二ーの板の人気にとって代わられるようになる。

歴史的背景

このシリンダー式書き物机はアンシャン・レジーム末期の財産目録にはあらわれてこないが、革命期にチュイルリーに置かれていた可能性がある。19世紀にはサン・クルーに送られ、1843年には「建築家デュブルイユ氏」の居室にあった。ユージェニー皇后は1867年に、小トリアノンのマリー=アントワネットにささげられた美術館にそれを展示することにした。ルーヴルに収蔵されるのは1901年のことである。

出典

ALCOUFFE Daniel, le Mobilier du Louvre, tome 1, Dijon, Editions Faton, 1993, pp.283 à285.
VERLET Pierre, Le mobilier royal français, tome 1, seconde édition, 1990, Editions Picard, pp.27 à 29.

作品データ

  • ジャン=アンリ・リズナー

    シリンダー式机

    1784年

    チュイルリーのマリー=アントワネット内殿私室

    フランス、パリ

  • 木組み:オーク材、もみ材、化粧板:シカモア、紫檀材、ローズウッド、金箔を張ったブロンズ

    高さ1.036m、幅1.134m、奥行き0.642m

  • 1901年、国有家具調度品管理所より寄託

    OA 5226

  • 工芸品

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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