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ベルシー城のコンソール・テーブル

© Musée du Louvre, dist. RMN / Thierry Ollivier

工芸品
17世紀

執筆:
Barbier Muriel

ベルシー城はパリの東に位置し、1658年フランソワ・ル・ヴォーによって、シャルル=アンリ・ド・マロン・ド・ベルシー1世のために建設された。財務監督官であったシャルル=アンリ・ド・マロン・ド・ベルシー2世(1678−1742年)は1713‐1714年、王室建造物管理に従事する彫刻家たちをして内装を一新することにした。ルーヴル美術館のコンソール・テーブルはこの時注文されたものの一つで、当時の金箔を張った家具の普及と、またルイ14世の治世末期の装飾工の様式を示している。

ベルシー城の工事現場

シャルル=アンリ・ド・マロン・ド・ベルシー2世は、増築と城内改装の工事を建築家ジャック・ド・ラ・ゲピエールに委ねた。工事は1712年から1714年までかかった。シャルル=アンリ・ド・マロン・ド・ベルシーは、財務総合監査役の娘と結婚した後に財務監督官となり、高額な工事費を負担することができた。内装彫刻は、彫刻家ジュール・ドゥグロン、アンドレとマチュー・ルグピル、マラン・ベランおよびピエール・トーパンを含む王室建造物管理組合によって制作された。この彫刻家たちは数多くの工事現場に参加し、レジャンス(摂政)様式の誕生に寄与した。ベルシー城の指物細工と家具は数点保存されており、その中にこのルーヴル美術館のコンソール・テーブルも含まれる。このテーブルがどの部屋に置かれていたかは不明だが、建築彫刻家として指物家具制作の責任者であったドゥグロンとその作業班によって制作されたことはほぼ確実である。

1710年代の特徴を示すコンソール・テーブル

テーブルの脚8本は2本ずつまとめられ、X型の横木で結ばれている。帯状の部分は彫刻装飾ですっかり覆われ、各辺の中央はカルトゥシュ(飾枠)で飾られる。正面のカルトゥシュは削られてしまったが、マロン・ド・ベルシーの紋章が入っていたはずである。このカルトゥシュは装飾工ピエール・ル・ポートルの本、『テーブルの本』に掲載されたものに似ている。これらのテーブルは王の居室にあるもので、上にはメダル室の宝飾品が置かれている(1700年頃)。脚8本が2本ずつまとめられ、横木で結ばれたこの種のコンソール・テーブルも、同作品の中に収められている。これらのテーブルは回廊に置かれ、壺やブロンズの小像、コレクションの中の貴重な作品を飾るために使用された。ところで4組の脚は、ル・ポートルの本に見られるような先の細くなった角柱ではなく、曲線を描き女の頭部と貝で飾られている。要するにすべての彫刻装飾は、花のついた唐草模様や棕櫚の枝、貝や女の胸像に見られるように、レジャンス様式の装飾に近い。

再び流行する様式

このテーブルは1690‐1700年頃に特徴的な形をなお残しているが、そこにレジャンス様式を告げる要素が加わっている。ベルシー城は知られている指物細工や調度品によって、ルイ14世様式からレジャンス様式への移行期を象徴している。かなり早い時期に国有品となったベルシー城のコンソール・テーブルは、大変な人気を博し、19世紀末には模索が制作された。

出典

PALLOT, B.G.B., Le mobilier du Louvre, t.2, Paris, 1993, p 36-39.

PONS B., Les grands décors français 1650-1800, Dijon, 1995

作品データ

  • 王室建造物管理組合

    ベルシー城のコンソール・テーブル

    OA 5949

    フランス、ベルシー城

    フランス、パリ

  • 金箔を貼った樫、ポルトロ(黄縞入り黒大理石)

    高さ0.88m、幅1.85m、奥行き0.75m

  • 1901年、国有調度品保管所より分与

    OA 5049

  • 工芸品

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