Go to content Go to navigation Go to search Change language

ホーム>作品と宮殿>コレクションと学芸部門>月桂樹の葉としょう果の冠

作品 月桂樹の葉としょう果の冠

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門 : クラシック時代のギリシア美術(前5-前4世紀)

月桂樹の葉としょう果の冠

© 2001 RMN / Hervé Lewandowski

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術
クラシック時代のギリシア美術(前5-前4世紀)

執筆:
Astier Marie-Bénédicte

この冠はエウリピデスにて発見された。作品は小アジアのこの地方で紀元前4世紀に制作されたと思われる。それは月桂樹の葉で飾られ、今日失われた小さなしょう果が散りばめられていた。葉の細部の正確さは、自然主義に対するギリシア人金銀細工師の嗜好をもの語っている。クラシック時代に普及したこの種の装身具は、多彩な機会に使用された・それは都市を防護する君主、執政官、神や故人の彫像、に送られた。

古典ギリシア芸術の金銀細工の作品例

この冠はポール・ゴウダン氏の寄贈により1900年ルーヴル美術館のコレクションに加わった。これは現トルコにあたる小アジア半島の中心都市エリュトリアにて発見された。作品は恐らく紀元前4年、鋳金と金板打ち出しの技術により、ギリシア化された東洋のこの地方で制作された。その時期、ギリシア 人金銀細工師は、新たな発展を迎えていた。芸術家たちは独創性を大いに発揮し、より形が多彩になり、装飾のレパートーリーは豊かになっていった。

葬祭用、奉納用、又は儀式用装身具

この種の装身具はクラシック時代ギリシア世界で豊富に生産されていたようである。それは徐々にアルカイック時代に制作された黄金の鉢巻状冠に取って代わっていった。これらの冠の形態は19世紀から20世紀にかけて発掘された多くの例により知られている。これらは、民間の儀式、宗教祭典や葬祭など多彩な機会に使用されていた。それは頻繁に、デロス人民がペルガモンのエウメネス2世に与えたように、その都市を防護する君主、執行官、時折装飾されているものもある神像や高貴な故人に贈られた。

巧みな自然主義表現方法

貴重な装飾は、常に自然の熱心な観察から着想を得ている。この時代、金銀細工師は、カシワ、ミルテ、オリーブの木、月桂樹、木蔦、などの多彩な果実や木の葉を厳密な正確さで模写しながら、自然主義に対し細心の配慮を示していた。金鍍金されたブロンズ製の茎で構成された同種の例の骨組みは、ここでは月桂樹の薄い葉、今日冠より分離された五粒単位のしょう果で飾られている。この自然主義の感覚は、特に長年にわたり採用され、クラシック時代後も続いた伝統である、本物の木の葉で作られた冠を贈る習慣に由来する。

作品データ

  • 月桂樹の葉としょう果の冠

    IVe siècle av. J.-C.

    エリュトリア、小アジア(現トルコ)

    Asie Mineure (actuelle Turquie)

  • 鋳造、打ち出し金、ブロンズ

    D. : 25 cm.

  • 1900年ポール・ゴウダン氏寄贈

    Bj 118

  • 古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術

    シュリー翼
    2階
    ブロンズの間
    展示室663

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

チケットを購入する