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雄牛を襲うライオン

© 1997 RMN / Daniel Arnaudet

工芸品
ルネサンス

執筆:
Sophie Baratte

このブロンズ群像は、蝋型鋳造法で制作されている。1580年頃にジャン・ボローニュが、古代の大理石群像を元に制作したものである。この作品は、これと対をなす像とともに、ライオンが馬を襲うところを描いた作品として、1611年に作成された所蔵品目録に記述が見られる。この群像は、アントニオ・スズィーニが鋳造したもので、彼の署名が雄牛のひづめの下に入っている。また、雄牛の左臀部には王室のブロンズコレクションの番号が、「No 19」と彫られている。

主題

この作品と対をなす、《馬を襲うライオン》と同じく、この群像は古代の大理石彫刻に由来している。1611年の目録に示されているように、ジャン・ボローニュが原型を納入した。デトロイト美術研究所の《馬を襲うライオン》の群像が、おそらくその、ルーヴルのブロンズ像の対として制作されたものであろう。

鋳造師と彫刻師

ブロンズ像とは、銅と錫を合わせたものを液状にして、土か蝋で作成された型に流し込んで制作されるが、この作業は鋳造と呼ばれている。ジャン・ボローニュ(1529-1608年)は、生涯を通してイタリアで活動し、主にフィレンツェでメディチ家に仕えた。彼はマニエリスム芸術の代表的な彫刻師で、小型のブロンズ像の原型を多く制作した。ヴァザーリはボローニャが自分で鋳造を行っていなかったと述べているが、彼の作品のなかには彼の署名が入っているものがある。アントニオ・スズィーニ(1572-1624年フィレンツェ在)が、17世紀初頭まで、ジャン・ボローニュの工房で鋳造を行っていた。

王室コレクション

ルネサンス期のイタリアの君主にならい、ルイ14世は自身のルネサンス的人文主義への関心を示すよう、ブロンズの小像のコレクションを所蔵するべきであるとした。この作品は、1663年に、王の顧問官であったルイ・コション・デスランのコレクションの競売の際にルイ14世が購入し、1791年まで王室家具調度管理官の目録に見受けられ、その後1797年に中央美術館に送られた。1906年に、国務諮問会議長であったジョルジュ・クレマンソーの提案で、ルーヴル美術館に分与された。

作品データ

  • アントニオ・スズィーニ、(オリジナル)ジャン・ボローニュ

    雄牛を襲うライオン

    17世紀前半

    1663年王室コレクションに収蔵

    フィレンツェ

  • 緑青ブロンズ

    高さ21cm、幅28.5cm

  • 1906年内務省よりルーヴルに分与

    OA 6062

  • 工芸品

    リシュリュー翼
    2階
    ジャン・ブーローニュのロトンダ
    展示室526

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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作品の補足情報

署名:「ANT/SUSI/NI. F」