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食卓装飾台

© 1996 RMN / Martine Beck-Coppola

工芸品
18世紀:ロココ

執筆:
Barbier Muriel

この大きな作品は、銀製の食卓の中央に置く装飾台である。装飾台にはブルボン=コンデ家の紋章が押され、実際コンデ公ルイ=アンリ・ド・ブルボン(1694-1740年)がパリのコンデ邸で使用したものである。ジャック・ロティエ(1707-1784年)の制作で、彼はその絶頂期に、金銀細工の技を、ロカイユ様式の装飾品の精彩に富む発展へと導いた。

装飾台とは?

装飾台は、食卓の装飾品のなかでも、もっとも華々しい品のひとつである。17世紀に食卓に登場し、本来はオイル入れ、酢入れ小瓶、塩入れなどの、食事のための品々を陳列するために使われていた。ろうそく立てに加え、食卓を照らすためのろうそくの一部を固定することができた。18世紀の前半には、装飾台は実用的な面を失い、ほとんど装飾用としてのみの物となったが、それでもいくつかは食卓に明かりを与える役目を保っていた。ところで、コンデ公の装飾台には元来4台のろうそく立て-型は知られていない-が備わっており、各支柱の裏側の脚の部分に今でも見られる孔に、取り付けられていた。

狩猟に関する装飾意匠

装飾台を飾るのに、狩猟に関する主題は頻繁に用いられ、それにより招待客たちが好んだ狩猟活動と、皿の中身自体を想起させることができた。コンデ公の装飾台もその例外ではない。4つの角には猪の頭が、台の中央には、1匹の犬が見つめる罠につかまった1匹のオオカミ、そしてアーチの上には、犬たちに襲われる1頭の鹿が施されている。これらの動物たちはすべて生き生きとした写実主義のもとに描かれており、彫金によりそれぞれの毛並みの細かいところまで表現し、場面に生命を吹き込む術を知っていた、ジャック・ロティエの技術の質の高さを示している。

ロカイユ様式の装飾

この装飾台は、4本脚で、曲線的な形、そして渦巻き装飾に縁取られた平たい台座からなり、上部で合流するアーチを描く、岩肌を表現した4本の支柱の上に載せられている。この岩のモチーフはロカイユに典型的で、またそこからその名前(岩=「rocher」、ロカイユ=「Rocaille」)付けられた。側面は、大きな貝殻模様から延びており、その模様もまたロカイユの作品において繰り返し用いられる要素である。全体の目を見張るべき表現、形状の曲線的な様相、豊富な装飾から、この作品はルーヴル宮の工房の金銀細工の制作の絶頂を示す作品、また、ロカイユの代表的な作品とされている。

出典

- Versailles et les tables royales en Europe, Catalogue d'exposition, Paris, RMN, 1993, n°73.

- Cinq années d'enrichissement du patrimoine national 1975-1980, Catalogue d'exposition, Paris 1980, n°108.

- MABILLE G., Les surtouts de table dans l'art français du XVIIIe siècle, L'Estampille, n°126, octobre 1980, p 62-73.

作品データ

  • ジャック・ロティエ

    食卓装飾台

    1736年

    コンデ公ルイ=アンリ・ド・ブルボンのために制作

    1974年取得

  • 高さ60cm、幅93cm、奥行き62cm

  • フランス、パリ

    OA 10631

  • 工芸品

    シュリー翼
    2階
    ギャラリー・ニアルコス
    展示室614

来館情報

ルーヴル美術館 パリ フランス
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musée du Louvre 駅
 
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)

休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
 
 

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作品の補足情報

碑文:J.ROETTIERS ORFEVRE DU ROY.IN.ETF.1736 ブルボン=コンデ家の紋章